家事や仕事、あるいは子育てや親の介護など、日常がめまぐるしく過ぎていくなかで、自分が本当に望んでいることを見失いがちではないでしょうか。「もっと自由になりたい」「思いきって変化を起こしたい」そう思っても、つい後回しになってしまうことってありますよね。
そんなときこそおすすめしたいのが、手帳を使ったシンプルなワーク。手帳で「潜在意識」を変えるために“書く”という行為は、誰にでもすぐに始められ、しかも自分の心にじわじわと変化を生み出してくれます。
今回は、手帳に書くだけで“潜在意識”をより自分らしく整え、忙しい毎日でもスムーズに行動しやすくなる「書くべきことTOP3」をご紹介しますね。
潜在意識はよく“氷山の下に隠れた部分”と表現されます。表面的な意識(氷山の上の部分)では「こうしよう」と思っていても、実はその下で潜んでいる潜在意識が「いや、そんなの無理だよ」「私にはできるわけない」とブレーキをかけていることが少なくありません。
たとえば、「人ともっと上手にコミュニケーションを取りたい」と頭では分かっていても、なぜか会話の途中で自信を失ってしまう。あるいは、「目標を紙に書いたのになかなか実行できない」というとき、潜在意識が“本当の望み”や“セルフイメージ”をうまく書き換えられていない可能性があります。
日常の中で潜在意識にアプローチする方法はいくつもありますが、中でも「手帳」に書くことは最初のステップとして最適なんです。手帳は誰でもすぐ用意できる身近なアイテムですし、“いちいち気合を入れなくても、毎日書き込むだけで自然に心が変化する”という利点があります。
もし、潜在意識が整わないまま、「今の環境を変えたい」「もっと人を喜ばせたい」「収入を上げたい」とがんばり続けると、いつの間にか焦りや不安だけが募ってしまうことも……。心がついてこない状態で走り続ければ、どこかで息切れを起こしてしまうんですね。
そこで注目したいのが、日常のなかで潜在意識に働きかける“手帳術”です。手帳に書いておくことで「将来のビジョン」や「いまの気持ち」も、自然に潜在意識へ落とし込まれていきます。
手帳が潜在意識に効くポイントは、大きく分けて3つあるんですね。
いつでも持ち歩ける:スマホよりも“紙”の感触が潜在意識を刺激しやすく、「あえて書く」という行動が心に深く刻まれやすくなります。
毎日開く習慣がある:予定管理のために日々手帳を開く方は多いですよね。そのたびに自分の言葉を目にすることで、潜在意識へ繰り返しアプローチできます。
未来と現在を同時に俯瞰できる:予定や行動、抱負や振り返りを同じページに書けるので、“こんなふうになりたい私”と“いまの私”を同時に確認できる。
とはいえ、手帳術にはいろいろな種類があり、「結局何を書けばいいか分からない」という声をよく聞きます。そこで、今回は「TOP3」のエッセンスを絞ってご紹介していきますね。
1.“できたらいいなリスト”を書こう
たとえば、「いつか行きたい旅行先」「小さな贅沢」「大きな夢」……何でも構いません。「こうなったら面白い」「できたら幸せかも」というフワッとした願望を書き出していくんです。「そんなの叶うわけない!」と思うくらいのことでもOK。
脳科学の観点では、「まだ実現していないこと」を文字にするだけで、脳内の“顕著性ネットワーク”が刺激されます。言葉にした目標や願望に対して脳が“注目すべき情報”と判断しやすくなります。
さらに、手帳ならいつでも目を通せるので、一度書いても忘れずに“繰り返し脳へ刷り込む”ことができます。日常の合間に見返すだけで、「あ、そうだ。これやりたいんだった」と思い出しやすくなりますね。
2.“理想の自分”を先取りして書こう
「私は○○として周りに喜ばれる人になる」「私は家族や仲間とこんな暮らしをしたい」など、“○○になった自分”をもう実現しているかのように書いてみるんです。
ここで大切なのは、過去形でも未来形でもなく、現在形で書くこと。「私はいま、こういうスタイルで仕事している」「私はいま、人の話をしっかり聴けている」といった感じですね。言葉の時制を現在形にすると、潜在意識はそれを“今の現実”として捉えやすくなります。
有名な例では、ボディビルダーから映画俳優、さらには州知事にまでなったアーノルド・シュワルツェネッガー氏も、「自分はすでに映画スターだ」と現在形で日記に書き続けていたそうですよ。彼が夢を現実のものにしたのは、こうした潜在意識への“先取り”がカギだったとも言われています。
3.1日の「小さな感謝日記」を書こう
潜在意識は、ポジティブな感情と結びつくと“やる気”を爆発的に引き出します。心理学で広く支持されていることですが、「日々の感謝を記録するグラティチュード・ジャーナル習慣が、ストレスレベルを大幅に下げ、幸福度を高める」とされています。
そこでおすすめなのが、手帳にほんの一行でいいので「今日は○○に感謝します」と書くこと。たとえば、「おいしい紅茶を飲めた」「子どもが笑顔で学校から帰ってきた」「上司が声をかけてくれた」など、本当に些細なことで構いません。
書くときは“身体の感覚”を伴うとより効果的です。深呼吸しながら「ありがとう」と心で言ってみると、意外なほど温かい気持ちが生まれます。潜在意識はこうした“小さな肯定感”をこつこつ積み重ねるほど、行動面にもプラスの影響をもたらしますよ。
書く行為は一見シンプルですが、“どんな気持ちで書くか”によっても効果が変わってきます。
まず、完璧を求めすぎないことが大事。美しい字で書こう、きっちり整理しよう……と思うほど肩に力が入り、続かなくなってしまいがちです。多少の落書きやイラストを入れるくらいラフでも、潜在意識はしっかりキャッチしてくれます。
もう一つは、「できなかった日」があっても自分を責めないこと。たとえば「昨日は感謝日記を書きそびれちゃった」という日があっても、「まあ、そんな日もあるよね」と許してあげましょう。潜在意識を書き換える作業は長期戦。適度に力を抜くほうが最終的にはうまくいくんです。
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コーイチ@引き寄せのカリスマ
@koichi_333《潜在意識を変えるヒント》 「どうせ無理」という口癖を、 「どうせうまくいく」に換えてみてください。 それだけで未来は変わり始めます!
佐藤堅一/株式会社ハッピースマイル代表取締役社長兼CEO 2024.5.14restart
@hs_ceo「自分の言葉で今の自分が出来ている!」日頃自分が反射的に発している『どうせ○○』等を繰り返すと、自分の価値が下がっていく。それだけ自分が発した言葉は自分の耳で聞くので自分で自分を洗脳していく。言霊って潜在意識を変える強い力がある。自分の可能性を自分で潰すなんてもったいない!