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私たちが「現状を変えたい!」と強く思うときって、心のどこかで「もう同じ景色は見飽きた」「なにか動き出さないと、理想の人生に到達せずモヤモヤ人生で終わってしまう」というネガティブな声が聴こえる瞬間でもありますよね。
だけど、いざ動こうと思っても、「どこから始めればいいの?」と足が止まってしまうのも正直あるあるだと思います。

そこで今日は、「現状を変えるために『まずやる』こと3選」というテーマでお話をします。

ここでご紹介する3つのアクションは、特別な才能や知識が必要なわけでも、大きなお金がかかるわけでもありません。むしろ、誰でも気軽にやってみるだけで、自分らしく変化を促しやすくなるステップです。
どうか「今のままでは嫌だ」「もっと前に進みたい」「新しい人生を開きたい」と思っているあなたへ。今日の記事を読み終わるころには、少しずつ心が軽くなり、明日の予定や行動が変わっていくかもしれません。ぜひ、最後までお付き合いくださいね。

「現状を変えたい」と思う気持ちがあっても、その気持ちが強いほど「最初の一歩」を踏み出せない人は多いです。
なぜそうなってしまうのでしょう?

ひとつは、私たちの脳の仕組みに原因があります。人間の脳は、新しい行動をとるときに多くのエネルギーを消費するため、できれば「現状維持」でいたがるんですね。潜在意識のレベルで「あまりエネルギーを使いたくない」とブレーキをかけてしまうんです。

もうひとつは、周りの目や失敗を恐れるあまり、「どうせなら完璧に準備してから……」と躊躇してしまう心理。真面目で責任感が強い方ほど「きちんとしなきゃ」「失敗は許されない」と考えてしまい、結局は何も始められないまま日々が過ぎてしまう、なんてことがあるのです。

こうした無意識のブレーキは、50代以上の方や、家事・育児・仕事で忙しい方にも顕著に現れやすいです。日常のルーティンを回すだけでも精一杯。「新しく行動する余力なんてないよ……」と感じてしまうからです。

でも実は、脳のブレーキや周囲の目を気にする気持ちは、ちょっとした意識づけや小さな成功体験を積むだけで和らいでいきます。「やるべきこと」より「やってみたいこと」を最優先して、ほんの少しでも行動し始めると、驚くほど心が軽くなるんですよ。

「現状を変えたい」「でも最初の一歩が怖い」という方に必要なのは、いきなり大きな目標を作ることではありません。むしろ、あれこれ完璧に整えようとするより、まずは“1ミリでも動いてみる”ことが大切なんです。

脳科学でも、行動をゼロからイチにするときのエネルギーがいちばん大きくて、その後はスルスルと動けるようになるといわれています。いわば、自転車のペダルを最初に漕ぎ出すときがいちばん重たいけれど、こぎ始めると自然に前へ進むようなイメージですね。

「でも、何をやればいいの?」と思うかもしれません。実は、そこまで難しく考えなくても大丈夫。小さくて簡単なアクションのほうが、私たちは取り組みやすく、かつ成功したときの喜びを感じやすいんですよ。

具体的にはこれからご紹介する「まずやる3つのこと」にトライしてみてください。いつもなら躊躇してしまう方でも、きっと取り組みやすいはずです。

1.部屋の“見える場所”からモノを1つだけ整理する
身の回りの環境を少し片づけるだけでも、心は驚くほど軽くなります。といっても、大掛かりな断捨離をいきなり始める必要はありません。
まずは、自分がいちばん目にする場所にある「これはもう必要ないかも…」というモノを1つだけ捨ててみてください。例えば、読み終わって置きっぱなしの雑誌や、使わなくなった小物など。
思い切って捨てることで、視界がスッキリしますし、「やればできるんだ」という小さな達成感がわきます。心理学でも「環境を整える」行為は、心を整える手短なステップとして有効なんですよ。

2.“ハードル低め”のおでかけや運動を予定に入れてみる
運動やおでかけって、「やらなきゃ」と思うと面倒だったりしますよね。でも、逆にいえば動き始めれば気分がスッキリするもの。大切なのはハードルをできるだけ下げることです。
「駅前のカフェに行ってみる」「いつもより1駅ぶん歩いてみる」「近所の公園でベンチに座るだけ」でもOK。要は“いつもの動線”を少し変えてみることが、脳にとっては新鮮な刺激になります。変化を味わうことで「私、行動できたかも」とポジティブに捉えやすくなるんですよ。

3.手帳やスマホのメモに「やりたいこと」を1行だけ書いてみる
「やりたいこと、何も浮かばない」というときこそ、小さなメモをとってみましょう。やりたいことが具体的にならなくても、「これをやったらちょっと嬉しいかも」と思えることを1行だけ書くだけでOKです。
心理学の研究でも、“書き出し”は脳内を整理し、行動意欲を高める効果があると報告されています。文字にすると「こんなことやってみたいかも」とふんわりイメージが固まりやすくなるんですね。あとは、メモを1日に1回見直すだけでも、脳は「気にすべき情報だ」と認識するようになります。

小さく始めると、思わぬドアが開く
ここで大切なのは「小さなアクションほど効果的」ということです。たとえば「明日から一週間で10kg痩せる!」と大きく掲げると、脳は不安でいっぱいになり、「どうせ無理かも……」と疲れてしまいますよね。

でも「毎朝10分だけストレッチしよう」といったように、ちょっとやればできそうな小さな目標なら、脳は警戒せずに受けとめてくれます。すると、自然と「やってみようかな」という気持ちが芽生え、自分を責めることなくコツコツ継続できるようになるんです。

また、小さい行動は周囲の人の協力も得やすいです。「ちょっとだけ片づけしたい」「ちょっとだけお散歩したい」という話をすると、家族や友人も「それくらいなら付き合うよ」と気軽に返事をくれるかもしれません。そうやって誰かと一緒に行動できると、さらにモチベーションが高まるんですよ。

小さな行動の先には、思いがけないチャンスが転がっていることも多いです。一歩踏み出した先で新しい出会いがあったり、まったく別の道が見えてきたり……。

だからこそ、「こんな些細なことじゃ意味ないんじゃ?」と遠慮せずに、まずは小さく動いてみてくださいね。ほんの少し変化を加えるだけで、あなたの世界はふっと明るくなるはずです。

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