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最近、なんだか毎日がパッとしない……」「いろいろ試してみるけど、思うように変われない……」そんな気持ち、ありませんか?
そこで今回は、わたしたちの人生をそっと好転させてくれる “言葉の魔法” を3つ、ご紹介します。

「え~そんなのあるのー?」と思うかもしれないけど、言葉には心を動かし、行動力をわき起こし、人間関係をスムーズにするチカラがあります。心理学の研究でも、「肯定的な言葉を習慣化することで、ストレスレベルを減らし、幸福度が上がる」という結果が繰り返し報告されているんですよ。

今回はそんな “言葉の魔法” を、どなたでも取り入れやすいようにまとめてみました。どうぞ最後まで読んでみてください。

そもそも、どうして私たちは気づけばネガティブになってしまうのでしょうか?

実は、わたしたち人間の脳は、生存を優先するようにデザインされていると言われています。
「失敗するかも……」
「うまくいかなかったらどうしよう」
などと、まず“危険”を想定するのが普通なのです。こうして脳は不安や恐れを察知し、用心深く生きようとします。確かにこれは生命維持には役立ちますが、やりたいことがあっても制限がかかりやすいという面もあります。

さらに厄介なのは、私たちがネガティブな思考を抱いたとき、その思考に引きずられるように「ネガティブな言葉」ばかりが口から出るようになりがちなこと。心理学では「気分一致効果」と呼ばれ、たとえば落ち込んだ気分のときほど自分を否定するフレーズを多用しやすくなる、と言われています。

そんな状態が積み重なると、いつのまにか自分自身にダメ出ししすぎて「自己肯定感」がすっかり下がってしまう……。さらには周りの人ともギスギスしたコミュニケーションになりやすいんですね。

でも、意外なほどシンプルな方法でこの状態を好転させることができるとしたらどうでしょう?
それが、“言葉の魔法” を意識的に身につけるというアプローチなんです。

脳科学やポジティブ心理学では、「ポジティブな表現を積極的に取り入れる」ことで、思考・感情・行動がポジティブ方向へ変化しやすいと報告されています。
心理学者バーバラ・フレドリクソン氏の研究でも、「ポジティブな言葉に触れるだけで、“ネガティブ思考”に傾きすぎた脳がやわらかくほぐれ、今この瞬間に集中しやすくなる」という結果が示唆されているほど。

そこで、おすすめしたい「言葉の魔法」は次の3つ。

「大丈夫だよ」

「ありがとう」

「愛してる」

どれも聞いたことのあるシンプルな言葉かもしれませんが、ここに“魔法”を宿すためにはちょっとしたポイントがあります。

ステップ1:朝・夜に「大丈夫だよ」と唱える
朝起きたとき
目覚ましが鳴って「ああ、今日もいろいろ大変そうだな……」と思ったら、一度深呼吸して「大丈夫だよ」とささやいてみましょう。実は、眠りから覚めたばかりの脳は、まだ“定まった思考パターン”にロックされていない分、言葉の暗示を受け取りやすいのです。

夜寝る前
ベッドに入って「今日もいろいろあったな……」と気分が沈むときこそ、「でも、大丈夫だよ」と唱えてみてください。あえて声に出すと、意外なほどスッと肩の力が抜けるはずです。

(研究によれば、ポジティブな言葉を意識的に使うことで、ストレスの軽減や幸福感の向上に寄与することが示されています。)

ステップ2:意識的に「ありがとう」を増やす
一日に3回、多めに「ありがとう」
職場でも家庭でも、普段ならスルーしていたような小さなことに対して一言「ありがとう」と伝えてみてください。相手がいるなら目を見て、もし誰もいなければ、たとえば「空気を吸えて、ありがたいな」とつぶやくだけでも構いません。

自分自身にも「ありがとう」
意外と盲点なのが、自分に対しての「ありがとう」。毎日頑張って動いてくれている身体や、一日やりきった自分の心をいたわるように、「きょうもありがとう。おつかれさま」と声に出してみましょう。これだけで不思議とあたたかい気持ちがじわじわ湧き上がり、自己肯定感がぐっと高まりやすくなるんです。

ステップ3:「愛してる」を心の声にする
自己肯定感を根本から底上げ
「愛してる」というフレーズは、日本語だと照れくさいけれど、実はもっとも強い“肯定の魔法”と言えます。「大丈夫だよ」「ありがとう」などと比べると、一段敷居が高いかもしれませんが、そのぶん自分の心に大きなエネルギーを与えてくれます。

最初は「大好き」でもOK
言い慣れない場合は、「愛してる」はいきなりハードルが高いですよね。そこで「大好き」に言いかえると、やや気持ちがラクになるかもしれません。毎日の生活のなかで、鏡に映った自分に「大好きだよ」とささやいてみる、あるいは慣れてきたら「愛してる」を試してみる。やってみると、不思議な安心感とやる気が同時に湧いてくることが多いです。

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